太陽光発電投資を行う際のシミュレーションについて書こうと思います。
私はエクセルでシミュレーションを作りました。
基本的にここ2年ずっとこれを使っています。
太陽光発電シミュレーション

私の現状は以下のリンクでご覧ください☟
http://moneyadviserfor300man.blog.jp/archives/12094170.html

ちょっと小さくて申し訳ないですが、拡大して見て見て下さい。
一度作れば、後は案件ごとに数値を入れるだけなので頑張って一度作る事をオススメします。
業者さんのシミュレーションだけでなく、自作のシミュレーションがあった方が断然いいと思います。
業者さんは保険料や税金関係まで考えてシミュレーションは作らないですし、自分の手持ちの資金と状況、管理運営を計画し返済出来る事を銀行さんに示さなくては!いけません。
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〇売上について
・私は年0.5%ずつ設備の劣化により売電収入が減るようにしています。
・売上はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の日射量データベースを元に
「日射量×パネル容量×365日×係数×売電単価=初年度売上」
となります。

係数は75KW以上の過積載であれば0.75位、60KWであれば0.8位を目安にしています。
周辺に木や建物等で影が出来る場所であれば、目安から0.2とか0.4とか引いていきます。
この目安は結構固めのシミュレーションです。
今お付き合いしている業者さんはこのシミュレーションから1年通して下回る事はありませんでした。

逆に係数を0.9等にしている業者さんとはお付き合いしません。
また「係数って何ですか?」とか言う営業マンとも「さようなら」です。
係数は熱損失や電気抵抗・ピークカット等のロスでどうしても発生してしまいます。
それを知らないまたはあり得ない数字(0.9や過積載で0.85位)で平気でシミュレーションを出す企業とはお付き合いしない方がいいと私は考えています。
太陽光発電所は数千万円の高価な買い物です。
業者さん選びは重要です。

〇借入について
・今借入しているものは地銀1.6%17年返済と公的融資1%と0.69%15年返済があります。
・過去相談した信金さんでは10年返済等金融機関によって様々です。

・年収300万円の私達の様な人であれば、
なるべく多く借りなるべく長く借りるのが基本的なスタンスなると思います。
手持ちの自己資金はなるべく温存次の発電所に使いたいし、想定外の事態が起こった場合にも使えます。


〇経費について
・経費は税金・利息・保険・メンテナンス・電気代・パワコン取替・減価償却があります。
・一番の落とし穴は税金です。
・税金は固定資産税・償却資産税・消費税・細かく言えば所得税があります。
・特に償却資産税はシステム代金の1.4%が掛かります。
反比例の式の様に最初は特に高いです。

計算に入れていないとかなり掛かります!
・固定資産税も市街化区域の発電所は年間5万円位してしまう事もあります。
発電所のある市役所の固定資産税課に「住所・面積・太陽光発電所にする旨」を伝えると大抵今現在の評価額で教えてくれます。
・消費税は還付を受ける方は、逆に最低でも3年間は消費税を払わないといけません。
その間はキャッシュフローが減ります。

・保険・電気代・メンテナンスは読みやすいです。
発電してるのに、なんで電気代と思うかもしれませんが、発電する為に電気が必要なんです・・・。
なので北海道の地震で停電していた時は、太陽光発電所も発電出来なかったと思います(涙)

・パワコン取替は15年前後でパワコンが壊れると言われています。
現在の価格では200万前後で取替可能かと思いますが、未来の事はわかりません。
銀行さんに今現在での取替の見積もりを提出するとその金額を使ってくれる事も有るようです。
・減価償却は今度詳しく書こうと思います。
減価償却よりも借入の返済額の方が重要かもしれません。
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〇シミュレーションでのキャッシュフロー
・私としてはキャッシュフローが最も大事です。
将来儲かる事業でも、今お金が無くなってしまっては元も子もありません。
1年後も20年後も毎年キャッシュフローが出て、手元にお金が残るような発電所の価格・売上・返済の組み合わせが必要です。

・キャッシュフローが出ない物はサクッと諦めましょう。
お金の残らない物を買っても意味がありません。

寝る間も惜しんで調べ、休日を返上して現地調査するとついついイマイチな案件でも買いたくなる場合があります

どの位が最低ラインか決めておくといいと思います。
私としてのシミュレーション上の最低ライン
・仮にフルローンで借りても、全期間キャッシュフローがプラスで推移する。
・土地代以外を借入した場合、最低年間50万円以上のキャッシュがプラスで推移する。(パワコン交換時は除く)

・パネルの角度を変える・土地代や造成費用等削れそうな物は削ったり交渉してみましょう。
ただ太陽光業者さんと信頼関係が出来ていない内から値下げ交渉すると、逆にいい案件が回って来なくなります。

今日はこんな所です。
お疲れ様です!